ヴィヴァルディの「四季」という作品ほど、日常のさまざまな場面で耳にする機会の多い曲は、そう多くはないのではないでしょうか。
「あ、この曲知ってる」と感じるフレーズが、作品のあちこちに散りばめられているのも、この曲の大きな魅力のひとつだと思います。

「四季」は、春・夏・秋・冬、それぞれが協奏曲第1番から第4番として構成されており、さらにそれぞれが3つの楽章から成り立っています。
つまり単純に言えば、全部で12の楽曲がひとつの世界を形づくっているということになります。

私がこの作品を特別に感じるようになったのは、はるか昔、バロック音楽の演奏会で生演奏を聴いたときのことでした。
それまで何度も耳にしていたはずの音楽が、その瞬間、まるで別のもののように感じられたのです。

空間に広がる弦の響き、チェンバロの繊細な音色。
そして何より、演奏者たちの距離の近さと一体感。
バロックの演奏会では、キーボード(チェンバロ)やギター以外の奏者が立って演奏するスタイルも多く、どこか当時の宮廷や晩餐会の空気を感じさせる雰囲気があります。

「もしかすると、ヴィヴァルディの時代もこんなふうに音楽が奏でられていたのだろうか」
そんな想像を巡らせながら聴く時間は、どこかワクワクする特別な体験でもありました。

中でも「春」の第1楽章は、誰もが一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。
軽やかで明るく、まさに新しい季節の始まりを感じさせる旋律です。

しかしこの作品の魅力は、それだけにとどまりません。
それぞれの季節が持つ空気や情景が、音楽として見事に描かれているのです。

だからこそ私は、季節の移ろいや、その時の自分の気分に合わせて、ふとこの曲を聴きたくなるのです。


今回は、HALIDONMUSICさんの公式YouTubeチャンネルより、リカルド・カセロ指揮、オルケスタ・レイノ・デ・アラゴンによる演奏をご紹介させていただきます。

透明感のある演奏と、丁寧に紡がれる音の流れは、まさにこの作品の魅力を改めて感じさせてくれるものです。

季節は巡り、日々は流れていきます。
そんな中で、ふと立ち止まり、音楽に耳を傾ける時間。

ヴィヴァルディの「四季」は、きっとこれからも、私の中で季節とともに寄り添い続ける音楽であり続けるのだと思います。

 

こちらは私が大好きでよく視聴させて頂いている厳選クラシックちゃんねる / Classical Music Guideさんのタイトル曲に関するYoutube動画です。

こちらは大変おすすめチャンネルでクラシック音楽をその音楽と共に詳しく解説してくれるチャンネルです。

ヴィヴァルディの四季に関しても全12曲について詳しく解説してくれていてそのフレーズはこういうシーンをイメージしているという事がよく解り、この解説を念頭に置いて聴くと知らずに聴く何十倍もの感動を味わうに違いありません。

是非視聴してからもう一度全曲を聴いてみてくださいね。

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By Alex

楽しい時も辛い時も全て私の人生。

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